【書評】投資家が「お金」よりも大切にしていること/藤野英人

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どうも、なりじょしです。

あなたはお金のことをどう思っていますか?

あなたはお金のことは好きですか?

あなたはお金のことをどれだけ知っていますか?

あなたがさっき支払ったお金はいったいどこに行ったと思いますか?

この質問に正確な答えはありません。

でもこの、

投資家が「お金」よりも大切にしていること

を読めばあなたのお金に対する

不安が安心へと変わり、

ネガティブなイメージからポジティブなイメージへと変わり、

そしてお金よりも大切なことが見えてきます。

 

藤野英人とは?

野村投資顧問(現:野村アセットマネジメント)、ジャーディンフレミング(現:JPモルガン・アセット・マネジメント)、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントを経て2003年レオス・キャピタルワークス創業。

CIO(最高投資責任者)に就任。

2009年取締役就任後、2015年10月より現職。

中小型・成長株の運用経験が長く、ファンドマネージャーとして豊富なキャリアを持つ。

東証アカデミーフェロー。

レオス・キャピタルワークス株式会社から

カタカナが多くてビビりますが、投資のプロなんです。

ということはお金の酸いも甘いも知ってる人物。

お金のプロと言ってもおかしくないでしょう。

でもそんな投資のプロ、お金のプロが

お金より大切にしてること

とはいったいなんだろうか。

 

目次

はじめに

第1章 日本人はお金が大好きで、ハゲタカで、不真面目

第2章 日本をダメにする「清貧の思想」

第3章 人は、ただ生きてるだけで価値がある

第4章 世の中に「虚業」なんてひとつもない

第5章 あなたは、自分の人生をかけて社会に投資している、ひとりの「投資家」だ

 

それでは第1章から順番に気になった部分を引用して感想を書いていきます。

 

日本人はお金に真面目ではない、ケチなだけ

アメリカでは、年間で、成人1人あたり約13万円のお金を寄付しています。

それに対して日本では、成人1人あたり、いくらのお金を寄付しているでしょうか?

<中略>

答えは、その4分の1の2500円。

たったの2500円です!

アメリカの、じつに52分の1なんですね。

第1章の32ページから

たしかにアメリカではお金もちが莫大な寄付をする印象があります。

でも1人あたり13万円を多い。

それにしても日本の1人あたり2500円は少なすぎる。

今ではふるさと納税で寄付みたいなことは一般的になりつつあるけど、

それは返礼品があってこその寄付。

実際に返礼品や税制優遇がなければ寄付なんてしないのがほんとのところ。

ぼくも含めて誰かに、なにかを還元するという考えがないのが問題か。

 

自分でお金を貯め込んでいるということは、人にお金を出したくないということ。

それは、人を信じていないことでもあります。

日本人ほど、他人を信じていない民族はないということに他なりません。

他人にお金を預けたら、もう自分のところに返ってこないと思っているわけですね。

第1章の45ページから

誰もが将来のことは不安、そしてじぶんのことが大切です。

だからお金を貯めこむ。

結果、人を信用してないと。

日本人はお金に真面目って聞くけど、これのどこがお金に対して真面目なんでしょうかね。

そして投資で100万円儲ける方法よりも、

100万円貯金する方法のほうが日本人受けはしそうなのがよくわかります。

ぼくも今日まで不安だけの理由で貯金をしてきました。

ふと最近思うのです。

お金があろうがなかろうがちゃんとした使いかたを知らなければ、

お金はただの紙切れそして無機質な数字って。

 

ヒーローは正しく、貧乏が美しく

そう、アメリカのヒーロたちは、基本的に「民間人」なのです。

それも、事業を成功させてお金持ちになった実業家が多い。

<中略>

テレビや映画から生まれた日本のヒーローは、ほとんどが公務員です。

実業家や大富豪が世の中の悪を倒す、みたいなものはほとんどありません。

第2章の52ページと55ページから

日本人がどれだけお金持ちが嫌いかわかりますね。

そしていまだに公務員という職業が人気なのもわかります。

アメリカではお金持ちが賞賛される文化です。

寄付の話でもありましたが、アメリカは寄付の額が多いです。

それはお金を使って社会に貢献することが評価される国だから。

でも、日本ではどうでしょうか?

誰かが寄付をしても

アイツは偽善者だ!

お金を持ってるから当たり前やろ!

とまぁ

金持ち=悪

みたいな図式が瞬時に生まれるのです。

 

清いことはとてもすばらしい。

でも、そのために貧しくある必要はないし、ましてや貧しいことそのものは、正義でもなんでもないんですね。

第2章の58ページから

第2章では作者が4つのお金の状態(清豊、清貧、汚豊、汚貧)を説明しいます。

日本人の考えは清貧(貧乏でも清らかに)と汚豊(悪いことをしてまでお金持ちになる)の2つしか頭の中にない。

大家族や節約系の番組が人気なのがわかりますね。

でも、不思議なことに日本の金持ちのことを嫌いな日本人が多いのに、

スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツのことを嫌いな日本人は聞いたことがない。

けっきょくは他人の幸せが嫌いなんでしょうね。

芸能人の不倫や不貞行為を見てよろこぶ日本人も納得。

 

あなたも加害者かもよ

従業員に過重労働を強いる「ブラック企業」を生み出しているのは、私たち消費者である、と。

程価格帯の旅行ツアーが流行るのも、居酒屋チェーンが朝まで長時間営業しているのも、「お客様のため」言えば聞こえはいいですが、要は、私たち消費者が求めているからです。

私たちが求めるからこそ、企業はそれに応えようと頑張るのです。

第3章の89ページから

こう言われるぼくも含めてブラック企業を作ってる加害者になってるのでは、と。

ネットで商品を買う人が増え、運送業の人手不足や長時間労働を生んでるのは、

ぼくたちにも原因があるのではないかと思うのです。

時間指定してるのにもかかわらず不在だったり。

便利は便利なんです。

でもそこはお客である自分は神様だという考えは少しやめて、

働いてる人に対して敬意を払っていきたいですね。

 

ダサい社是からカッコいい社是へ

例えば、あなたが遅刻したとします。

一般的な会社では、「就業規則は守らないといけない」と怒られます。

しかし、スタートトゥデイの場合は、「遅刻は、あなたにとってカッコいいですか?」と聞かれます。

<中略>

「カッコいいかどうか」という問いは、非常に本質的で深いものです。

第4章の161ページから

スタートトゥデイはファッション通販サイトZOZOTOWNを経営してる会社です。

会社で働いてたら社是ってよくあるじゃないですか。

明るく元気に

とか

お客様第一に

とか、ちょっと古臭いやつ。

でもスタートトゥデイの社是は「カッコいいこと」なんです。

ふつうの言葉なのになぜか印象に残る社是。

変に小細工なんかしないでシンプルにカッコいいことをしたらいいじゃないかって思いました。

 

最後の最後はハートがたいせつ

会社やビジネスに投資(株式投資・不動産投資など)することは「直接的に、世の中を良くすること」であるし、自己投資も「間接的に、自分を通して世の中を良くすること」だと考えています。

第5章の202ページから

お金を持ってるだけじゃなんの意味もない。

だから世のため人のためそして自分のために使おうよってことです。

結果、お金が回って回って自分のところに還ってきて、明るい未来が待ってると。

明るい未来はちょっとかゆい気がしますが、

暗い未来のために俺はお金を使ってるんだ

より

明るい未来のために俺はお金を使ってるんだ

のほうがつかう側も、もらう側もポジティブですよね。

 

貯金として眠っているお金、特にタンス預金のお金に、世の中のお金を変えるエネルギーがあるのでしょうか?

いいえ、それはエネルギーが消滅した「死んだお金」です。

<中略>

お金に支配された人生は、自分のことだけを考えている「閉じた人生」に他なりません。

第5章の204ページから

お金をエネルギーとして考えています。

まさしくタンスにあるお金は死んだお金

ひとつ前の感想とかぶりますが、お金は使ってナンボの世界です。

ぼくも20代前半はお金のことしか考えていませんでした。

お金が1番たいせつと。

でもそのときを振り返るとケチケチしてたよなって。

そう、お金に支配されていました。

じつは最後の最後は「エイヤ」なんです。

第5章の218ページから

この「エイヤ」は藤原さんが投資をするうえで最後に使う手段です。

手段と言っても勢いですねコレは。

投資すると決めたら最後は「エイヤ」っと信じて投資するしかないんです。

失敗やリスクを恐れて踏みとどまっていてはなにも還ってきません。

ただただ時間が過ぎるだけ。

結局は行動しなければなにも始まらないということですね。

 

まとめ

生きてくうえでお金ってたいせつです。

そしてお金はあくまで手段。

それはぼくもじゅうぶんわかってます。

でも実際のところお金ってなんなの?

なんでお金って必要なん?

お金ってやっぱり悪?

ぼくはこの答えについて今まで考え続けました。

あなたには、「お金」よりも信じられるものがありますか?

あなたには、「お金」よりも大切なことがありますか?

その答えを探す旅を、私と一緒に歩み始めましょう。

第5章の243ページから

そうです。

あなたもこの本を読んで答えを探す旅に出ましょう。

と言いつつも、

最後にお金を使うか使わないかは

あなたが決めるのです。

正解なんてないのです。

でもぼくの答えは

エイヤ!

って使うことかな!

 

以上!

 

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